2005年 ともえのウィーン、イタリア旅行8
ドロミテ渓谷


旅も最後に近づき、明日は帰国という日ですが、日帰りでドロミテ渓谷へ行ってきました。
ドロミテ渓谷とひとくちに言っても、とても広い地域なのですが、日帰り可能なお薦めコースをフランコさんの運転で楽しませてもらいました。


湖畔のレストラン
湖に沿ってメイン道路から少し入っていくと湖畔に瀟洒なレストランChalet Al Lagoが。
イタリアなのに名前がフランス風なので不思議でしたが、イタリアも北部では仏語や独語が使われている地域があるそうです。昔の支配者たちの置き土産だとか。
このあたりはまだまだドロミテ入り口ですが、空気はひんやりとして清々しいです。
ここで昼食をとりました。
 湖に向かって張り出したテラス席。
 マッサーロ夫妻はメニューの分析に余念がない様子。(^^)
ここでのおすすめは、ポレンタのお料理です。
ポレンタというのは北部イタリアの郷土料理で、とうもろこしの粉を煮込んだものですが、温かいトロトロのポレンタには煮込み料理やソースたっぷりのお料理が合います。
いろんな種類がありますが、これはポレンタと茸の煮込み。溶かしたチーズがかかっています。
 レストランから対岸を望んで。
 向こうのお山は溶けきらぬ雪を残しています。



お昼ご飯をすませてから、さらにお山へ向けてドライブです。
5月初めとはいえ、あちこちに雪が残っていて、独特の山の形を楽しめます。この山の形は、長い長い間に、深い雪が氷河のようになって削り取った跡らしいです。雄大な自然に圧倒される思いでした。
ドロミテ渓谷はイタリアの高級避暑地になっているらしく、麓のほうにはうつくしい別荘が沿道に並んでいました。


 
ドロミテの沿道
 



ドロミテ渓谷の中の宝石のような美しい町、コルティナ・ダンペッツォ。
スキーをなさる方ならよくご存知のリゾート地ですね。冬季オリンピックが開催されたこともあり、背後の山の方に大きなスキーのジャンプ台が見えました。


コルティナ・ダンペッツォ (Cortina d'Ampezzo)

コルティナ・ダンペッツォの教会。
鐘楼付きですが、比較的新しい近代の物です。
 まだ避暑の滞在客はほとんど来ていないので、お店は閉まっているところもかなりありましたが、かえって静かでゆったりした感じがすてきでした。
 高級リゾート地だけあって、しゃれたレストランや高級ブランドショップがメインストリートに並んでいます。
避暑のお客さんはほとんどいないけど、バイクのツーリングで来ていた一行が小広場で休憩していました。
ドロミテの道を風を受けて走るのは、気持ちよさそうです。
 小さな町なので、メインストリートを歩いていくと、突如終点(!)に突き当たってしまいます。
 こんな静かで涼しくて落ち着ける街で、ひと夏過ごしてみたいものです。



少し渓谷の奥のほうへ行くと、凍結した湖に出会いました。


凍結湖

山から雪渓が流れ落ちて来てるため、5月というのに、この湖は凍っています。  まわりのお山はまだ雪化粧のままです。
 陽の光が山の雪に照り返して、きらめいています。
湖の対岸。
ここだけ見てたら、まるで冬景色のよう…
 でも、このお二人は氷も溶けそうなアツアツぶりです。(^^;)
 ほら、岸辺近くの氷は、もう溶け始めているでしょ。
 この湖の氷に石を投げて遊びました。




ゆっくり1日をドロミテで過ごし、麓へ下りてパドヴァへと向かう途中、ブドウ畑の中の小さな町にあるレストランでお夕食。
ここは、とてもしゃれたメニューでおいしかったです〜


レストラン Da Gigetto


温かみのあるインテリアで、有名人のお客の写真が入り口ロビーを飾っています。
首相夫妻も来たみたいです。
 部屋の一角には本物の暖炉に火が入っていました。
 上にはいろいろな形のアンティックのミルが並んでいます。
前菜はズッキーニの花の茸煮込み包み。(撮り忘れた)
これは、温かいアスパラのスープ。
とても上品なポタージュです。
量を食べる自信がなかったら、プリモピアット(前菜の次のお皿)は、パスタではなくスープを頼むといいですね。
 牛肉のタリアータ。にんじんのシャルロット添え。
牛フィレ肉のバルサミコソース。ポテト添え。
私はメインにこれを食べたのだけど、量が多くてびっくり。
日本じゃペイしないでしょうね。
とても柔らかくておいしかったです。
 仔牛肉のロースト。ポテト添え。
温野菜の盛り合わせ。
お野菜がどれも、とても味が濃くて、ほのかな甘みがありました。
 待望のデザート!
 クレームブリュレ3種盛り。
 プレーン、カフェ、ピスタチオの3種。
なんておしゃれなアイスクリームでしょ!
網目状のチョコが被せられています。
 ひとのデザートまでしっかり撮影して、お腹いっぱいのくせによだれたらしてる私…(^^;)
 これは何だったんだろう?
 今度また行ったら、絶対これ食べようっと。


友人たちのおかげで、最後まで事故も病気もなく、元気に旅を楽しめたことに感謝しながら、帰国の途についた私たちでした。




前のページへ戻る
   トップページへ戻る
『ともえの旅行記』目次に戻る   『ウィーン・イタリア旅行』目次に戻る