2001年12月28日、雪花循環列車[#3355]

'01年12月28日にはヌンコッ[雪花]循環列車(#3355)を利用しました。
KNRの観光列車の中で一番人気が高いこの列車は,毎年12月からその翌年2月まで運行されます。
年ごとに停車駅が少し変わることがありますが,基本的に清涼里→承富→チュ田→清涼里のルートを運行します。
(多客の時はその逆ルートも運行するらしい)
このときにはは清涼里を出発し、楊平と原州で停車してから、丹陽・承富・チュ田の3個駅で
各々30分・100分・40分すつ停車しまし、また原州と楊平で停車し、清涼里で帰りました。
なんとその運行距離は500kmも越えて、運行時間も停車時間を込めて11時間以上かかります。
山間奥地の雪景もいいし、絶対オススメしたい観光列車です。

この日に#3355を引いた8029号機関車

この日の#3355を牽引したのは8029号ELでした。電化された区間で一般的に使われる8000号代ELで、栄州機関車事務所所属です。
より高性能の8100号代の電気機関車が導入されてもまだ94輌(8001〜8094)が運用されています。
ちなみにこの列車は運行区間全部が電化区間であるため、この1輌が牽引の責任をとります。

早朝に清涼里駅に集まった私一行(全部5名)は新造客車の列車に満足しながら列車に乗り込みました。
眠ってたり、コミックスを読んだり、雑談をしたりしているうちに列車は一番目の停車駅の丹陽駅に着きました。
この駅はこの列車が運行を始まった時には停車してなかったが、
列車時間の調整や、駅前の公園化、地元自治体の要請などで追加されたのことです。
駅前には嶋潭三峰を縮小している造形物や、古い機関車(3016号です)と客車2輌を使用した食堂が盛業中(?)でした。

30分の時間は簡単に過ぎ、列車は次の停車駅、承富に向かいました。
承富は韓国の駅の中で一番奥地の駅として知られています。
承富に向かう道中の車内では地元自治体の奉化郡がこの列車の乗客15万名突破を記念するイベントを開きました。
列車は継続的に進み、二番目の停車駅である承富駅に到着しました。

承富駅の列車時間表('02/08基準)はこちら

ここではなんと100分という長い停車時間で乗客たちはノンビリできます。
私たちもそうしたのは言うまでもありません。地元の人々による市場も開けて、普段は静かな承富駅は賑やかになります。

承富駅の下の洛東川辺

承富駅の西にある洛東川の川辺で、南向きで撮りました。遠くに鉄橋が見えます。

承富駅直前(栄州方向)の鉄橋

川を渡って上の上の写真の鉄橋をむかって撮りました。上の上の写真の奥にある岩が右端に見えます。

承富駅舎

1996年に新築された承富駅舎です。ド田舎の駅でもこう新築されると気持ちがちがうでしょう?

栄岩線(栄州〜鉄岩)開通記念碑

1955年に栄岩線(栄州〜鉄岩)が開通するときに当時大統領の李承晩博士が直接製字して建てられた碑石です。
今は栄岩線は嶺東線(栄州〜江陵)の一部になって、その名はもう使いません。

「輸送の動脈 承富駅」記念碑

「承富駅は / 天も三坪なり / 花畑も三坪だが / 嶺東の心臓なり / 輸送の動脈だ」
1999年に建てられた碑石です。昔にこの駅で勤務した人が残した言葉らしい。

あれよこれよと楽しんでるうちに100分は過ぎて、再び列車に乗り込んで三番目の停車駅、チュ田駅に向かいました。

チュ田駅の列車時間表('02/07基準)はこちら

「一番高い駅 チュ田駅」記念碑

韓国で一番高く位置しているチュ田駅はその位置の高さが855mで、それを記念する碑石は太白の観光名物の一つです。

チュ田駅に展示されている鉱車

チュ田駅が位置している太白市は前には石炭の主な産地で、チュ田駅はその石炭を外地に輸送する輸送基地でもありました。
それを記念しチュ田駅には鉱車が展示していました。

チュ田での40分もあっという間に終わり、列車は帰路につきました。
私は清涼里まで行かず、原州で降りて、そこから#528に乗り換えていくことにしました。

原州駅の駅名標

なんの変哲もない駅の名標です。なんというかただ原州駅を訪問した記念で撮りました。

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