2011年02月14日、徳沼駅
保線用の移動宿所は客車を改造した「非常車」と貨車を改造した「寝食車」に分かれます。
非常車は前回紹介したので今回は機会あって撮れた寝食車を紹介してみようと思います。
寝食車は荷物事業廃止により大量の余剰車が発生した230000号台の荷物車を
改造して作られていますが仕様が一律ではなく、車一つ一つ、仕様が微妙にバラバラです。
というわけで徳沼駅の7番線に留置されていた93140号と93143号をカメラに収めてきました。
〜93140号〜
全景。荷物室の側扉をすべて埋め窓をつけ、内部を寝室などへ改造されています。
こちらは前回の非常車と違い、現役の車輌なので内部には入ってきておりません。
デッキ側はそのままですが便所は多分ボイラー室へ転用されていると思われます。
デッキ反対側の、荷物扉を埋めた跡。こちら側には貫通路が新設されています。
〜93143号〜
93143号はデッキ側に貫通路が付けられています。
また、94140号とは便所の窓の形が違います(これは元の仕様)。
93140号と比べると右側端に小さい窓が二つ更にあるのが違います。台所でしょうか。
デッキ反対側には94140号と同じく貫通扉が作られています。
元の荷物扉は94140号同様、すべて撤去され埋められています。こちらは車輌の真ん中の扉跡。
デッキ反対側の荷物扉跡。内部を寝室などへ改造されています。