2010年07月28日、九屯駅

この日は九屯駅に助勤に来たわけですが、九屯駅は駅舎が文化財に指定されていて、
それ目当ての少数の観光客や撮影チーム、そして少ない地元民ぐらいしか客が無く、
かつ貨物取扱もないので仕事が結構ヒマな駅です。

九屯駅には駅以外にも施設管理班と電気駐在があり勤務している職員は多いです。
そこでヒマな時間帯を利用し普段1番線の引っ込み線に留置されている、電気駐在が運用する
架線検測機械のTMS9511をカメラに収めてきました。

形式写真

柴田式自動連結器ではないことにすごく違和感を感じますがそれ以外には至って普通です。

前面

なんか間抜けな前面。検測用のパンタグラフが乗せられています。

側面

営業用でもなければましては車輌扱いさえもされてないので、所属表示などはステッカーで手抜き(?)です。

銘板

最近鉄道車輌の国産化が進まれて外国産の車輌が少なくなってきた韓国ですがこいつは日本産です。
こういう車輌(業務用モーターカー)の製造が専門である北陸重機工業の製品でした。

仕様

1995年8月に製造されたのが分かれる銘板。しかしこれ、よく見たら地下向きです…

車輪

どうせ業務用だし、長時間乗っていくのもないから走行装置は適当に板バネが使われてます。

警告

外部人が勝手にモーターカーに登らないように警告する警告文。

実はこのモーターカー、ウリが竜門で勤務していた09年5月、竜門に留置されている時に
列車から降りてきた客がこのモーターカーに登り、架線に感電する事故が起こったことあります。

サークルでやってきた大学生の一団が普段目にかけることのないモーターカーを珍しがり、
そこから二人がモーターカーに登って写真を撮ろうとして感電し、いい感じの電気焼きになって
運ばれていきました。一人は軽傷で済みましたが、もう一人は全身の40%に3度火傷したらしいです。

架線の電気は高電圧で非常に危ないです。充分に注意しましょう。


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