2002年03月20日、草林駅

23日へ直行

大体ご存知していると思いますが、ソウルと仁川の地下鉄は4個の運営主体が運営しています。
鉄道庁(以下、KNR)もその中の一つであり、その関係でKNR管割の地下鉄駅の一部では鉄道乗車券の予買ができます。
そして今年('02)の3月からはKNR管割の全地下鉄駅からそれができるように電算発売機が各駅に設置されました。
ウチの地元(約1km)にある地下鉄・盆唐線の草林駅もそれによって電算発売機が最近に設置された駅です。
その駅でわたしは3日後である23日に乗る予定のきっぷを買おうとしていました。
しかし、駅員さんはまだ機器の取扱に慣れてない上、いきなりまったく関係がないらしいところであろう
「求禮口→晋州」のきっぷを要求するわたしに明からに動揺しながら
出発地の「求禮口」駅のコードを探すだけに相当な時間を使ってしまいました(そういっても5分ぐらい)。
(ほとんどの乗客は「ソウル」または「水原」から出発するきっぷを予買するらしんです)
それになぜか、最初来たときには閑散だった窓口がわたしが切符を買っている間にいきなり乗客でいっぱいになったんです。
それになぜか集めてきた乗客たちの要求も極めて様々で、駅員さんは片手では駅のコードを探しながら、
片手では一般券を売ったり、定額券を売ったり、道を尋ねる客に答えもして、交通カードの充填に応じ、無賃券を渡すとかの、
とんでもない(?)時間を過ごしたんです。
しかし結局、到着地の「晋州」駅のコードは発見しなかったため、
どこか(多分最初から電算発売機が設置されているとなりの駅)へ電話をしてきっぷを完成(?)してくれました。
駅員さんもタイヘンですね。

↓これがその問題(?)の切符。
20020323、#489、求礼口→晋州、草林駅 発売

*.草林駅は2002年09月25日をもって「薮内」へ名前が変わりました.



2002年03月23日、慶全線一帯

上のようなハプニングがあったものの、23日に予定通り慶全線一帯を目指して旅立ちました。
慶全線は韓国南部を三浪津から松汀里までの300.6kmに渡って横断する鉄道で、全線を貫通する需要は少なく、
同じく全線に渡って運行する列車も少数であることで日本では「韓国の山陰本線」とも呼ばれているらしいです。
線の沿の景色はヌンコッ循環列車の嶺東線・太白線の山間の絶景とは違う平野特有ののどかな景色であり、
そのなかでも河東〜光陽間の蟾津江河口の景色はなかなかのものです。
ですが…その日はとても晴れていた天気だったのにカメラがおかしくなってへんな写真ばかりできました。南無三。

最初に寄り道したのは
求禮口駅
先日夕べに水原から乗ってきた列車から降りて晋州行きの列車に乗り換えますが…その時間が午前4時でした。

乗り換えて晋州についた時間は7時。
駅前でテキトーに食事を済ませて駅に戻ってスタンプを押しながら発見したのは!なんと、「晋州〜榮山浦」の硬券でした!
去年(01年)に廃止されて榮山浦駅の名前を再発見(?)し、「この硬券売ってください!」を要請したが拒否されました。
後になっては考えるとせめて写真でも撮っておくべきだったと悔しくなります。

やり取り(?)の後、再び列車に乗り込んで宝城を目指しました。
無事に宝城に着いてまたスタンプを押してから今度は折り返して筏橋へ向かいました。
というより、ここから起点の三浪津を目指しながらあっちこっちに寄り道するというのが正しいかもしれません。

筏橋駅名標

同じ宝城郡内ということもあり、筏橋まではそんなに時間がかかりません。

三浪津起点203.2km

続いて筏橋駅構内の乗り場のあたりにあるキロポストです。
筏橋駅が起点の三浪津駅から203.2kmであることを示しています(言うまでもないか…)。

筏橋駅舎

続いて筏橋駅の駅舎です。慶全線中部自体が列車の本数が少なく、
旅客・貨物ともにあまり多いとはいえませんけど、その一帯(筏橋邑)の中心地になっています。

テキトーに筏橋駅を後にしてからは河東まで384レ(無窮花)でマターリしました。
普段はかなり込んでいる列車だと聞いていたんですがその日にはなぜかガラガラ、3輌の客車の乗客全部を1輌に詰めるぐらいでした。

三浪津起点145.6km

ガラガラの客車でノビノビしてから50分あまり、無事に河東駅に着きました。
単線で線路状態もいいとは言えない慶全線ということもあり、標程速度は抑えてるのを得ないでしょう。

河東駅舎

河東駅の駅舎です。筏橋駅同様、列車の本数は少ないほうであり、利用客もあまり多いとはいえませんが、
河東郡の中心地になっており、役所などの各種官庁とバスターミナルが近くにあります。

さて、三浪津までの列車(釜山鎮行き)まではおおよそ4時間の時間があり、まずはヒマつぶしとして蟾津江まで行ってきました。

蟾津江

河東駅から20分ぐらい西に向いて歩くと蟾津江をわたる蟾津橋に到着します。
↑の写真はその蟾津橋から南に向かって撮ったもので、
左の林は確かに「河東松林公園」とかの名前で有名な天然記念物だのことです。
そして遠くには蟾津江鉄橋が見えます。

ヒマつぶしもほどほどにして駅前に帰り、食事を済ましスタンプも押せて駅員さんと雑談を交わっている間に列車時間になりました。
三浪津まで1554レ(統一)では溜まった疲れで屍のように寝て、3時間あまりで届いた三浪津ではまた304レに乗り換えて
夕食を済むことになる清道駅に到着しました。わざわざ清道に降りたのはやはりここにもスタンプがあるからです。

清道駅舎

清道駅舎の夜景(のつもり)です。
カメラの調子がおかしく、露出過多で完全に失敗した写真が出ました。もう自爆。

清道からはまた永同まで列車での移動のつもりがまた睡眠のおかげで大田まで乗り越ししてしまい、
真夜の大田駅ホームで寒さでガクブルしながら折り返しの列車を待つハメにあいました。
なんとか永同駅に到着し、スタンプを押して水原まで無事帰ることはできました。めでたしめでたし。

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